DLCセミナーレポ

 14,2008 00:00
珍しく朝から(笑)都内まで、DLC有資格者向けの実力向上セミナーに行って来ました。
講師は、お馴染み三浦先生。先生の講義は5回目くらいかな?
約2時間ノンストップの濃いお話・・・気付けばA5ノートにギッシリ、5ページ分ビックリ2勉強
DLC向けの直接的な内容を割愛しても、↓これだけ…汗とか
長くなりましたが、自分の感想を交えつつUPしてみました。
なかなか興味深い読み物になってると思うので、犬を飼われてる方も
そうでない方も、お時間のある時にでも目を通して頂けると嬉しいです。

■都内の犬事情
小さい頃、毎日のように遊びに行っていた公園は「児童公園」と名の付く公園でした。
今、都内に「児童公園」というのは、正確には無いそうです。
子供も減少しているので、国土交通省によって”児童”は撤廃されてるそうで。

また都立公園は、十数年前から「犬は立ち入り禁止禁止」。
都内は、確かにその表示がされている公園が多いですね。
ですが、禁止しても連れて入る人が多く、都も”黙認”という形。
その犬がどんどん増え始めたので、都はドッグランを作り始めたんですね。
都内にドッグランが急激に増えたのは、そういう事情があったらしいです。
第一号が、あの有名な駒沢公園ドッグラン。現在9つ、将来的には20の予定だそうです。

■しつけ→マナーの時代
協会への講習要請は、今”しつけ講習”より”マナー講習”の方が多いそうです!
マナーにおいては、犬に負荷を掛けてはいけません。
犬に何かをさせるのではなく、飼い主さんの努力・意識改革が必要。
努力するのは、犬ではなく飼い主。その辺りの指導を怠ると、
「ツケが出来るとノーリードで歩き出す大型犬の飼い主が出てくる」訳ですうーむ…
それを見て小型犬の飼い主も真似して…という悪循環が。
犬に負荷をかける前に、人間の努力で解決出来る事が沢山あります。

■飼う前の知識がないと…
純血種の75%は、ペットショップからやってきます。
大抵の飼い主さんは「目が合ったびっくり
(犬は全員に同じ視線を投げかけてる訳ですが。爆)

でもさすがに、その場で連れて帰る人は滅多にいません。
家に帰ってからも忘れられないのです(笑)
「あの子はやっぱりウチに来る運命なんだキラキラ」と思い込んだが最後、
結局衝動的に迎えてしまうケースが多い。
勿論、そういうインスピレーションも大事かと思うんですが、
それは事前に犬に対する知識があれば、の話です。

ショップの人というのは、”良い言い方”をします。
飼う方に事前の知識がないと、大変な事に…。例えば。

「活発ですよ」→家を壊される
「陽気で明るい性格です」→よく吠える
「頭が良いです」→ずる賢い、イタズラされる
「飼い主に忠実です」→他の人に懐きにくい


…同じ意味なら、売る方は前者の言い方をしますよね笑
裏の意味を知らずに鵜呑みにして迎えると「こんなはずじゃなかった…」という事に。
それは、捨てられる犬が増える要因にもなるのです。
出来れば1年くらい勉強してから飼って欲しい、とおっしゃってました。
ちなみに前者3項目は、もろビーグルビーグル1ですね( ̄∇ ̄;)

■先進国は犬が増える~ストレスと癒し~
逆に言えば”犬が増えると先進国になっていく”傾向があるという事。
実際、今は中国での犬の増加率が世界一だそうです。
(日本のような登録制度がないので正確なデータはありませんが)

なぜなら。

先進国ほど、ネットによって得られる情報量も多く
その量とスピードによって、人間はストレスを溜めてしまいます。
その情報が正しい物かどうかを見極める必要もあるし、その辺りも神経使いますね。
そして人間は『比較論』で自分の位置を決めてしまいがちです。
いつも周りを見て、自分は周りと比べてどうか…無意識のうちに敏感に反応してしまうので
多大な外的要因によって情緒が揺れ動き、不安定になっています。

ところが、犬は『比較』をしない生き物。なので、情緒が人間よりも
ずっと安定しているのです。そういう犬が出迎えてくれる事によって、
ストレスが中和されるというか、緩和されるというか。
それがいわゆる”癒し”と呼ばれるもの。
人はストレスを抱えるほど癒しを求めますから、
情報量の多い先進国では、犬が増えていくという訳です。

ちなみに、日本人は8割が犬好きなんだそうです。
こんなに犬好きが大きな割合を占める国にも珍しいとの事。
犬飼いの皆さんは経験がおありだと思いますが、犬を連れていると言うだけで
知らない人とも、すんなり言葉を交わしたりしますね。
犬を連れてなかったら、知り合う事もなかっただろうな~と言う人も多いかと思います。
近隣との交流が持ち易く、孤立化が避けられるという利点があるから、
というのも理由の一因のようです。
これには「核家族化」「高齢化」というのも大きく関わっています。

《参考》犬を飼い始める動機
1位 「マイホームを持ったから」(過去も現在も1位)
2位 「子供が欲しがった」→「子供が独立したから」に変化
    (核家族化・飼い主の高齢化)


■”暮らしの専門家”
DLCは、直接犬をトレーニングする事はしません。
あくまでも「犬と飼い主さんが幸せに暮らすため」のアドバイザーです。
獣医さんは、病気やケガの治療や予防学は学びますが、犬との暮し方までは学びません。
(なので、ご自身でその方面まで勉強なさってる獣医さん以外には、
そういう相談をしても無駄だと思います(^^:)

日本にも海外でもそうですが、まだ”犬との暮し方の専門家”が居ないのが
課題となっています。DLCはそういう意味合いで作られた資格のようです。

今、「犬はどんな存在ですか?」と問いかけたら殆どの飼い主さんが
「家族です!」と答えると思います。
が、実際は「家族になりたがっているが、なりきれていない」というのが実状。
例えば、人間の子供には身体に良くないと解っているものを食べさせたりしないのに
犬には、視線に負けて自分が食べているものを、”つい”あげてしまったり…・(汗)×2
まだまだそういう飼い主さんも多いですね。

20世紀の終わり頃から【犬を使う】→【家族(=共生)】という関係に
変化してきた訳ですが、何万年も征服・統治で生きてきた人間は、
「犬との共生」という関係に慣れていないので、
命令・服従→理解→交流という所まで、なかなかたどり着けないんですね汗とか

■愛情の押し付け
「ただいま~手」と帰ってくると、出迎えてくれる犬。
その後、自分の意のままに撫で続けていませんか?
犬が「もういいよ…たらん」とウザがっているのに撫で続けるのは”愛情の押し付け”
すぐに止めて「え?もう止めちゃうの?」という反応をしたら、
また撫でれば良いのです。犬の気持ちを読み取り、理解できる飼い主になりたいものです。

■犬が信頼しているもの
犬は簡単な言葉を沢山理解しますね。でもその信頼度は…??
これも経験のある方が多いと思うんですが(あたしもです。笑)
例えば「オヤツあげるから」と言って気を引き、何となくあげずじまいとかありませんか?
言葉は100%じゃないです。犬もそれは解っていて、
実は言葉に対しての信頼度はそれほど強くないそうです。
では何を一番信頼しているか?それは…

『匂い』

・・・匂いはウソがつけませんからね( ̄ー ̄)ニヤッ

■リーダーシップは心の問題
「前を歩かせちゃいけない」「犬の目線を上にしてはいけない」
よく躾において言われる事です。でもリーダーシップという観点においては
それはさほど重要ではないのです。犬に対して

『あなたは私が守ります!』

という強い意志を見せること。
”この人が、自分にとって悪い事をする訳がない”と思ってくれれば
爪切りで血が出ようが、シャンプーが雑だろうが、
犬は信頼してリーダーとして受け入れてくれるのです。

■小さな子供と同じ
犬育てが上手な人は、子育ても上手だったりするそうです(^^)
(もちろん、その逆も言えます)あたしもそれは日々感じたりしますね。
特に【自己顕示欲】【愛情独占欲】というのは、小さな子供と似ているとの事。
特に犬と小さな子供と一緒に暮している場合、子供への態度には気をつけましょう。
子供を構ってる時、犬には「ちょっと待ってて。」と言えば
割と素直に受け入れてくれるのですが、子供はもう少し厄介…。
【態度に表さないが、実は不満を感じてストレスを蓄積させることがある】んだそうです。
ある程度成長した時「小さい頃、親は犬ばかり構ってた」とか
「親に育てられたんじゃない」とか思ってしまう子供もいるそうです焦る3

そして、レストランで騒ぐ子供。
親は大人だけの会話に夢中になって、子供は放置。
子供は「褒めて貰えれば最高!でも、せめて叱って欲しい」のです。
無視するから、余計に騒ぐ。それは犬も子供も同じ。
そういう場で静かにしていられる子供を見ると、
大抵【子供が大人の会話の中に入ってる】そうです。なるほどねー!

犬を上手に育てられる人というのは、人として優しくなれたり、
寛容になれたりします。我慢も出来ます。(人に対しても。)
それを教えてくれるのが”犬”なんですね(^^)

ビーグル1骨ビーグル1骨ビーグル1骨ビーグル1骨ビーグル1骨ビーグル1

犬は、”飼う”時代から”暮らす”時代へ。
そしてこれからは”育てる時代”になって行って欲しいと言うのが先生の願いだそうです。

「犬を飼っています」→「犬を育てています」
愛情の深さと責任の重さが全然違いますもんねーキラキラ

育てるという事は『飼い主の指示が無くても犬が理解して、
自分で考えて、その場にあった行動を撮れる状態にする』
という事。
人間の子供には、小さい頃沢山の事を教えますが、
そのうち何も言わなくても、自分で行動できるようになっていきます。それと同じです。
こうして書くと、凄く高度な事に感じますが(笑)
犬は、本来それが出来る生き物って事なんでしょうね。
なんといっても、最初は犬の方から人間に寄ってきてくれた訳ですから!
上手に”共生”していけたら良いですねアップロードファイル
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